収入ではなく時給で考えてみてわかったこと
僕の退職前の会社員としての年収は手当込みで大体600万。
同世代の中では「比較的」貰っていたようです。
現時点での僕のライターとしての見込収入は、月25万程度。
もちろん賞与なんてないので、これを12ヶ月と考えると年収は約300万。
半分になってしまいます。
月単位で見ればそれほど差があるようには見えませんでしたが、換算してみると意外と大きかった。
しかし、軽くくらっとする一方で、別の方向から数字を弾いてみると、会社を辞めた選択が決して早計ではなかったことも見えてきます。
時給換算すると。
現在、僕のライターとしての「時給」は、案件によりけりですが甘く見積もって3000円程度。
1件あたりの報酬と、その成果物の完成までに要する時間から逆算したものです。
一方で、会社員時代。
600万の年収を得るために働いていた時間を考えると、残業時間は月によりけりなので概算にはなりますが、
時給換算で2500円を切っています。
1日40分弱の通勤時間も「会社のために使っている時間」と考えて計算にいれると、明確に「2000円代前半」
という数字が見えてきます。
僕は職場が恵まれていて同僚とも自主的に飲んでいたのでカウントしませんが、人によっては「付き合いの飲み会」「半強制参加のゴルフ」なんかも入れていくと更に下がりますね。
飲みは平日だからまだしも、休日もゴルフの姿をした仕事をさせられているようでは、休日割り増しが必要でしょうw
(僕は会社のゴルフに顔を出したことは一度もありません。)
何が言いたいかというと、2000円代前半、というのは「わりかし時給のいいバイトの2倍」と考えると恵まれているといえば恵まれていますが、【比較的】高収入の部類と言われる「年収600万円」もこの程度なんですよね。
前職ではまったく現実的ではありませんでしたが、毎日定時帰りを実現して年収をキープしたとしてどうにか時給3000円を超えます。
(残業なし、よりはその前に年収が上がる方がまだ現実的ですが)
そう考えると、前職で時給を4000円からの世界(平均残業時間で年収1000万)まで出世するのは僕には正直現中々難しかったと思いますが、ライター業で言えば、書くスピードを上げるか、案件単価をあげれば時給換算で1.3倍はそこまで無理な前提ではない。
こういう視点に立つと、
「何かを学べる、もしくは後から何かが手に入る場合を除いて、時給3000円を大幅に下回るような案件は受けるべきではない」
というような判断指標もついてきます。
そして、目指すべきステージへの到達は「現状の延長線上には絶対に存在しない」ということも。
本当は最初からわかっていることですが、数値化してみると絶望的な差が浮き彫りになります。
ではどうするのか。
ゴールを探す旅は続きますw