「服を選んでもらうこと」にお金をかけることは投資なのか
投資を学ぶようになり、教えるようになり、「お金の使い方」とは日々向き合うようになりました。
基本的なことなのでここでは割愛しますが、「投資」の対義の概念にあるのが「浪費」。
ざっくりというと、生きたお金の使い方が投資で、無意味なお金の使い方が浪費です。
じゃあ、どんなお金の使い方が投資なのか、というと一概には言うことができず。最初は全く同じ行動をするものであってもその取り組み方や結果によってそれが本人にとって投資なのか浪費なのか(またはそれ以外なのか)は変わってきます。
今までのお金の使い方を見直す、という行為。そもそも使うことをやめたり、使うのを控えたり、逆に将来的に得られる効果のために使う額を増やしたり、という行為には比較的抵抗がないと言えるかもしれませんが、
「新たなお金の使い方を増やす」というシーンにおいてはその得られる効果をしっかりと考えていく必要があります。
例えば、服を「購入すること」にお金をかけるという行為はごく普通の行為ですが、「購入する服を選んでもらうこと」にお金をかけることはどのような意味合いを持つのでしょうか。
週末スタイリストブロガーのマエダユウタです。
先週末、同行スタイリングを実施させていただいておりました。
僕も去年の初めから半年間、プロのスタイリストに服を選んでもらったり、知識を講義してもらったり、自分のコーディネートを送ってアドバイスをもらったり、お仕事に同行させてもらったりという経験を積んでおりました。
最近は、オンラインで依頼者様(もしくはそのご家族)にアドバイスさせていただいたりといったことを行っておりまして、
「オンラインじゃもどかしい!!」
ということで、先日直接同行スタイリングを実施してまいりました。
色々回りたかったのですが、とりあえず銀座のユニクロ基幹店。
ユニクロの全アイテムだけでなく、ここでしか買えない限定アイテムもあるので、1店舗で色々と遊ぶには最適です。
スタイリング事例
新卒1年目の社会人M君(20代前半)
彼も同じプロスタイリストからアドバイスを受け始めたところですが、少し先輩として色々提案させていただきました。
学びはじめの初期の段階から同系統の複数の視点を取り入れることで成長速度は変わると思います。
元々来ていた赤のタートルネックに合わせたジャケット。上品さが優しい顔立ちを引き立てます。
※ここはスーツカンパニーです。
まだ寒いですが、もうファッションは春に向かっているので、そちらを見越して春色コーデで。全身ユニクロでもちゃんと選べばキマります。
綺麗めスタイル。街コンでのウケも良いでしょう。
パーカーを綺麗に期待というご要望を受け。
こういう合わせ方をすると「外し」になっていいと思います。
友人でありビジネスパートナーでもあるK君(20代後半)
普段はスーツ姿が多く、私服も綺麗めコーデがよく似合うイケメン。
アパレルでバイトしていただけあって服選びのセンスもよく、自分に何が正当に似合うのかよくわかっていらっしゃるのですが、、
だからこそあえて本人が絶対選ばなそうな服を選んであげることもスタイリストの提供できる価値。
ちょっと男臭いコーデをブッ混んでみました。
色合いは結構計算して作っています。
ここに差し色でオレンジのニット帽を足してみる。
急激に可愛くなるギャップがよいですねw
スタイリングの提案が出せる価値
勿論、スタイリングの費用、というのは服を買うお金とは別に発生するものですから、自分だけでアイテムを買った方が安く済みます。
それでも、様々な価値を提供できるからお金をいただいてサービスを提供するという発想になります。
例えば
「自分に似合う服がどんなのかわからない!」とか
「お気に入りのアイテムに合わせるコーディネートを試したい!」とか
「〇〇のシチュエーションに適切な服を選びたい!」とか
「自分で服を選ぶと系統が偏るから人に視点を交えてみたい」とか
相手のニーズによって提案できる価値は様々。
だから面白い。
今は身内めでやってますが、追々ちゃんとサービス化して行きます。