メシ屋を事例に投資を考える【鳥貴族(3193)】
投資家ブロガーのマエダユウタです。
ひっさびさのシリーズリライト。
鳥貴族(証券コード:3193)
焼き鳥居酒屋「鳥貴族」の1ブランドのみで展開するチェーンです。
社長の大倉氏が、
関ジャニの大倉さんのお父さんである
こともひそかに有名。
やはりここの最大の売りは、
全品280円均一
という価格体系。
1品300円前後の格安居酒屋は一時期林立した記憶がありますが、、
こういうのって
まぁ。300円だし、こんなもんだよね系
(安かろう悪かろう)
と
これマジで300円均一なの!?系
(コスパ最強)
に分かれます。
トリキは文句なく後者の代表格。
300円でこの質と量を実現しているのは本当にすごい。
この店で会計1人当たり3000円を超えた記憶がありません。
(だから28とりパーティーはコスパ悪いんだよねw楽しいからいいけど)
新鮮な素材を産地直送で仕入れ、昼間にパートタイマーを使って
その日のうちに串うちを行うとのこと。そりゃ美味しいですよね。
メニューを「焼き鳥」を軸に平均的な居酒屋より少なくし、
アルコールではなく、フードの方で利益率を確保。
価格均一という安心感と焼き鳥という性質上、いろいろなメニューが注文されるため、
品目により利益率にばらつきがあっても最終的には利益きっちり確保できていると。
それから、なんとなく実感ありませんかね?
鳥貴族って、駅前の超好立地ではなく、
少し見つけにくい場所にあるの。
出店コストを抑えるのも、価格に反映するための企業努力。
そんで、それでもしっかりお客さんを確保できてるんだから、
大正解ですよね。
飽きられないコツは
「進化し続けること」
という大倉社長。
今後の鳥貴族の進化が見逃せません。
そんな鳥貴族ですが、
去年、初ともいえる不祥事が・・・・
食品添加物アルコール製剤を飲み物としてお客様に提供してしまったというもの。
投資を知った気になっていた時期だったので、
発表直後は大暴落
かと思いきや・・・
ほとんど影響ありませんでしたね。
・売り上げに与える影響が軽微だと投資家が予想していた
・優待目的に買っている投資家が多く、多少のことでは投げない
・企業の誠実な対応が却って好感を買った
などなど・・・
考えられる事情はありますが
ネガティブIR⇒暴落
を身をもって経験していた
時分のことでしたので、中々新鮮な発見となりました。
誰が
どんな視点で
株を買っているか
勝てる投資家になる上で超重要な目線です。
博多で個人経営の美味しい焼き鳥屋さんを沢山知る中で、
「そーいや鳥貴族ないな」と思いながらのリライトでした。