【コラム】サラリーマンと会社員
会社員とは
会社組織に所属し、「会社」というフィールドを活用して活動し、世の中に価値を提供していく人々。価値提供の対価として、会社には利益が入り、会社に価値提供した対価として、会社員には給料が入る。
サラリーマンとは
会社に時間通りに出勤し、与えられた仕事、言われたことだけをこなす人々。会社や世の中に価値を提供しているかどうかに関係なく、雇用契約に定められた給料を受け取る。
綺麗に2分するのも難しいのですが、(ビジネスマンとサラリーマン、という線引きもしうるのですが、ビジネスマンは会社員とは限らないので)
会社員の中の特定の属性がサラリーマン、くらいの認識がイメージしやすいですかね?
両者の外観は同じですが、そのマインドセットが異なります。
巷でよく言われる「会社員」批判というのは、大概においては「サラリーマン」の批判のことを指します。
自分の活躍の場として、組織というフィールドを活用し、しっかりと結果を出している人が批判される謂れはありませんね。
組織というものが個人よりも影響力を持つ、というケースは多々あります。
勿論、満員電車だとか、決められた時間に出勤だとかそういった部分への不満もありますので、全てがすべてサラリーマン批判とは限りませんが。
ところで、会社員批判には主に2方向からのものがあります。会社員でない属性からの批判と、会社員からの同族批判です。
何が書きたいのか、察しのいい方ならお気づきかもしれませんが、
「会社員」を批判している会社員は例外なく「サラリーマン」です。
だって「会社員」という生き方そのものを批判するのであれば独立なり起業なりすればいいじゃん、という話。
そういう人たちに限って、口だけは「独立する!」だとか、痛々しいのだと「俺は会社に収まってる器じゃないんだ」とかいうことを平然と言うようになる。
それは大半においては目標や夢あってのことではなく、現状の不満からの現実逃避。
同族嫌悪で見下すことでしょうもない自尊心を保っていないで、辞めるにしたって続けるにしたって、周囲に価値を出す、ということを大前提に考えるべきです。
その上で、自分の価値を最大化できるのがどういう道なのか、というのを選択していくのが本来じゃないでしょうか?
不満を言うだけなら幼稚園児だってできます。