【ブタでもわかる】今更聞けない投資の基本~株式投資ってなに?~
投資家ブロガーのマエダユウタです。
「タイトルの煽りにムカッとするけど、悔しいけど0からでもわかってしまった」
とご好評の、このシリーズ。前回は「会社」の基本から株式会社って何、まで解説しましたので、今回はいよいよ「株式投資」について。
【ちょろっとだけ復習 株式会社って何?】
箇条書きでざーーーっと復習します。
・会社=営利活動をする団体
・社員=会社に出資していて、会社が出した利益を受け取れる人
(会社に勤めている「社員」は「従業員」と呼ぶのが法的には正確)
・株式=社員として利益を受け取る権利を細分化して、配布したもの。
・株式会社=株式によって構成されている会社のこと
・株主=株式を保有している「社員」のこと
これでわからない場合はこれ読んでから戻ってきてください。
【株式投資とは】
読んで字のごとく、この、細分化された社員権である株式を買う投資手法です。
株を買うためには、証券会社を通して注文を入れることになります。
無事株を買った貴方は、会社の株主となるわけです。会社の所有権の一部を持っているという扱いですね。
【株主になるメリット】
株、というのは会社の所有権の一部でしたね。ということは、株を全てかき集めると、会社の所有権が丸ごと手に入ります。(現実的な可否は置いておいて、理論上、ねw)
全部でなくても、一定以上の比率を手に入れると、その割合に応じて、経営に口が出せるようになります。オーナーなんだから、ある意味当然ですね。
とはいえ、多くの個人投資家にとって、これらは直接は関係ない話。
そこまでの資金はまず個人には用意できません。
現実的に、個人投資家が株主となることで受けられる恩恵としては、
・会社が出している利益の一部を受け取れる(配当)
・その会社の優待を受け取ることが出来る(株主優待)
・その株式を買った価格よりも高い値段がついているとき、売却すれば利益を出すことが出来る。(売却益)
の3つが主となります。
こういったものをより多く受け取るために、どこの会社の株を買おうか、と考えるのが株式投資です。
【株式投資の対象~上場企業ってなに?~】
全ての株式会社の株を買えるわけではなく、原則としては「上場企業」の株の中から投資対象を探します。
上場企業、というのは、株式を「市場」に公開している企業の事を指します。
株式というのは細分化された会社の所有権ですが、「細分化したその所有権」というのは、極論、オーナー1人で持つこともできますし、親族や周囲だけで保有しておくこともできます。その中で、「その株式を一般の人でも買えるように『公開する』」ことを上場といいます。
日本では、3,600社ほどの会社が上場しています。
皆さんが知る会社の多くも、上場企業ですが、中には有名な会社でも、上場していない会社もあります。
例えば、サントリー、YKK、日本経済新聞社。聞いたことない、という人はいないとは思いますが、実はこれらの企業は上場していません。
上場っていうのは「したい」と思えばできるわけでもありませんし、上場のメリットも大きいですが、デメリットも存在します。
上場していない大企業のほとんどは、「あえて」上場していないのです。
株式投資がどんなものなのかって部分はお分かりいただけたでしょうか?
知らなくても株を始めることは出来ますが、この辺の基礎をわかっているかどうかで実際にやってみてからのスピードは大きく変わってきますよ!
「上場」について詳しく書くと長くなりますので、また別記事にしますね。