吾輩のブログである。名前はまだ無い。

大手企業を退職しフリーランスで生きる人間の雑記。福岡にいるよ。

迷惑をかけずに生きることなどできない。ならばせめてできることは

会社を辞めることを上司に相談した時、ありがたいことに引き留めてもらえました。

 

膨大な企業数を少人数の営業メンバーで回していた部署なので、僕の能力云々以前に一人抜けることで上司含めメンバーに負担になりますし、(どの程度かは知りませんが)部下の退職がボーナスの査定に響くことも知っていました。そういった事情がまったくないなんてことはないでしょうが、

ただ、そんなことしか気にしないような上司であれば何のためらいもなくさっさと辞めていました。

 

上司にも同僚にも、人間関係にも恵まれていた居心地のいい職場で、「退職で迷惑をかけたくない」という想いが本心だったのか、「退職」という大きな決断を妨害するための口実として脳裏に沸いてきたのか、今となっては考える必要もないことです。

 

ただ、「迷惑をかけたくないから辞めれない」という発想で残るのは相手にとって良いことでもなんでもありません。

 

人間は本質的に自己中心的な生き物です。それぞれにとって自身が人生の主役なのですから、ある意味それは当然のこと。

 

不義理で人様に迷惑をかける行為は褒められたものではありませんが、自分が本当に決断すべき場面で、「人に迷惑をかける」ことを理由にそれを躊躇すべきではありません。

 

迷惑をかけるから、という理由で決断しないこと、そしてその先決断できなかった言い訳としてお門違いに恨みかねないこと。その方がよほど迷惑です。

 

そして、自分の決断で人に迷惑をかけてしまうことがある以上、せめて出来るのは、周りが大事な決断をした場面で被る迷惑に対しては寛容である、ということ。

 

最終的に円満に送り出してくれた上司、同僚に改めて感謝の念を表すとともに、自分も時に迷惑を積極的に被ってでも人の決断を後押しするような存在になりたいです。

 

「人に迷惑をかけることなく生きる」ことができるなんて、幻想。

仮にできたとして、そこにばかり神経を消耗する人生は果たして自分の人生と言えるのでしょうか?