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大手企業を退職しフリーランスで生きる人間の雑記。福岡にいるよ。

「金持ち父さん」の真実と虚構 ロバートキヨサキ氏成功の本当の秘訣

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『金持ち父さん貧乏父さん』

 
多くの方はタイトルくらいは知っている本だと思います。
 
あまりにも有名な、金融リテラシーの必読書。
同時に、この本を知り合って間もない人に勧められたらMLMの勧誘だと思え、
というくらい、ネットワーカーのバイブルとしても有名な本ですね
 
パーティーで知り合った素敵な異性からこの本を勧められるか、すごい人を紹介する」話が出てきたら、96%黒です。ヤバい2大フラグです。
 
今日はそんな「金持ち父さん」についてつらつらと書きます。
 

引くほどざっくりとしたあらすじ

 
実業家として成功し、資産を築いた作者が振り返る。
 
彼には幼少時から、二人の「父さん」がいた。
 
1人は実の父。高学歴で、高潔な性格。社会的に尊敬される職に就きながらお金と向き合うことが汚いことと考え、お金について学ばず、生涯を通してお金に困っていた「貧乏父さん」
 
1人は友人の父。学歴はないながらも、お金についてのリテラシーが高く、自分よりも賢い人を使い、「お金に働いてもらう」ことで大成功し、資産を築いた、「金持ち父さん」
 
どちらの父も尊敬しながらも、その二人の対照的な姿を見ながら育ったことで、自分は金融リテラシーを学ぶことができ、成功したのだ。
 
というようなストーリー仕立てで書かれ、その中に現代人が学ぶべきお金の本質が描かれています。
 
ちなみにそこまでオフレコの話でもないかと思いますが、
 
金持ち父さんも貧乏父さんも実在しません。
 
フィクションです。
 

もう一つのフィクション

 
しかし、この話のフィクションはそれだけではありません。
 
いやいや、タイトルの二人が実在しないとなるとそれ以上に何があるんだ、
 
と言う声が上がってきそうです。
何かっていうと。
 
成功者となった著者の回顧録という前提が
 
フィクションだったのです。
 
当時、ロバートキヨサキ氏は事業で失敗し、かなり追い込まれていたと。
 
成功者でもなんでもない状態で書いた成功のための哲学。
それがベストセラーとなり、結果的にロバート氏は成功者となりました。
 
正確に言うと、「金持ち父さん貧乏父さん」と「金持ち父さんとキャッシュフロークラドラント」がベストセラーとなり、さらにそこから金融リテラシーを高めるためのツールとして販売された「キャッシュフローゲーム」
 
こちらはそこそこの値段がするものなのですが、金持ち父さんのファンたちは「自己投資」と称してこれを買いあさり、結果としてこれがものっすごい資産を築いたと。
 
これは、ビジネスの世界で普通に行われるセールス手法でもあります。
 
 

フロントエンドとバックエンド

 
フロントエンド、というのは、簡単に言うと「入り口」となる、手に取りやすい商品です。安かったり、ものによっては無料だったり。
バックエンド、というのは、そのフロントエンドにひきつけられた「顧客候補」に対して本当に売りたい商品です。こちらはきちんとした(時に高額な)値段で販売されます。
 
例)
・ウィンナーの試食販売
フロントエンドが試食。バックエンドが売っているパック
 
・はてなブログ
フロントエンドが無料サービス。バックエンドがProバージョン
 
・高額塾
フロントエンドが無料や安価なセミナー。バックエンドが高額塾
 
このようにフロントエンドとして、手出しやすい「本」を出し、その内容に感化された人たちに対して、バックエンドとしてアウトプットの場、キャッシュフローゲームを用意。洗脳済なので売るのはそう難しくはないでしょう。
 
※洗脳ってそんな悪い文脈で使ってないですよ。
 
 
「価値のある物」と納得して買ったこのゲーム。
原価がいくらかって少しでも考えたことがありますか?
 
 

結論にかえて

 
この一連の流れを見て、あなたはどう思いましたか?
 
「なんだ?成功者じゃなかったのか?ふざけんな、騙しやがって!」
 
という声も聞こえてきそうです。言いたいことはわかります。
 
「そうやって成功したんならやっぱりすごいよな。」
 
これもわかります。僕のスタンスはどちらかというと後者。
 
書いた当時は何らかの失敗で追い込まれていたとしても、
こうやって成功できたのはやはり
成功するためのマインドを備えていたから、だと思うんです。

 どういった背景であれ、これだけの本を書くことができるのは

彼が本質を理解しているから、に他ならない。
 
 
なお、僕が最初にこの本を手にしたのは社会人1年目の後半。
ご多聞に漏れずマルチの勧誘でした。
 
よく考えてみると、マルチの勧誘も
 
フロントエンド:労働収入じゃだめだ!抜け出そうぜ!という概念を金持ち父さんを勧めて植え付ける
バックエンド:レッツ権利収入!素晴らしい洗剤を売って素晴らしい人生を手に入れよう!
 
という構造ですね。
誰でも得られるマルチ商材の販売権の何がどう権利収入と結びつくのか皆目理解できませんが、
ここを掘り下げるときりがないかいきなり刺されるかの2択なのでスルー。
 
はいはい。理解できなかった僕のまけですよ。
 
当時、仕事に全くやりがいを感じていないときで、「会社員」という働き方に対して憎悪を増幅させられたことは今となっては感慨深いものですが、
その時読んで理解できたことと、キャッシュフロークワドラントの中で、「E」だけでなく「S」や「I」の立場を実際に経験している今では
また理解できる内容が違ってきています。それらのレベルをあげたり、「B」の世界を経験することで、
また同じ本でも違った景色を見ることができるのだろうなと思うと改めて「文章」という
人間だけに与えられた特権の素晴らしさを実感します。
 
 
そんな背景を理解した上で読んでみるのも、また面白いかもしれませんよ。

 

 

【これからの世を生きるのに必読の書】 

 

まだ読んだことがない、という方はぜひ読んでみてください。

リンクから買っても洗剤の販売権は手に入りませんが。

 

この2冊は必読です。その先はどんどんネットワークビジネスに傾倒していく、という噂を聞いたことがありますが読んでないので割愛。