九州の社窓から

サラリーマン 兼 投資家 兼 ブロガーの転勤を機に始まった九州と東京のデュアルライフを綴っています。投資、働き方、旅など気の向くままに。

日本最後のスラム街「あいりん地区」を放浪してみた。

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大阪に来ました。奇行ブロガーのマエダユウタです。

大阪は会社の用事で来て、他に何もできずに帰ったのを除外すると大学2年ぶりです。

 

当時は知りもしなかった「あるエリア」にずっと行ってみたかったのですが、ついに念願かないスケジュールが確保できました。

 

こんなことを書くと、

 

「飛田新地だろ?」

 

などとニヤニヤしている変態クソ野郎どもの気持ち悪いニヤケ面が頭に浮かびますが、その顔面に想像の中で全力でグーパンを食らわせて、「あるエリア」に向かいます。

 

日本最後のスラム街、あいりん地区へ。

 

 

 あいりん地区とは

 

大阪市西成区北部にあるエリア。

最寄はJR西日本の新今宮駅、ですね。

地名としては「釜ヶ崎」という呼称も使われるようです。

 

周辺には暴力団事務所が点在。日雇い労働者が溢れている地区でもありその中の少なくない割合が路上生活者(ホームレス)です。

こういった日雇い労働者たちの多くは無保険で、体を壊すと働けなくなるため、そのまま生活保護へ。

 

西成区は大阪の中でも生活保護の受給率が非常に高く、四人に一人が生活保護受給者ともいわれる、現代の闇を抱えているエリアです。

 

なぜ、こんな地区を広島生まれ東京育ち現在は福岡在住と、大阪には縁もゆかりもない僕が知っていたかというと、学生時代に法律事務所で医療債権の回収というアルバイトをしていたため。

 

大阪の病院の「ヤバめ」の案件は西成区が絡んでいる率が突出しており、調べたところあいりん地区の存在を認知しました。

 

 あいりん地区レポート

入ってみて、目立つのは以下の4つ

 

①路上生活者(日雇い労働者)

②激安賃貸

③謎の露天商

④職業斡旋業者

 

順番に書いていきます。

 

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(人を激写するのはあれなので遠くから。)

①路上生活者

かつて渋谷駅が通学路だったので、路上生活者自体は見慣れてはいるものの、その数に圧倒されました。

訪れたのが朝9:30ごろ。仕事に行った人々もたくさんいらっしゃるでしょうから、もう少し時間帯を選べばもっともっといるのかも。

 

仕事を探していると思しき人もいれば、今日はオフなのか、仕事にありつけなかったのか、朝から飲んでいる人も。

どのホームレスコミュニティも同じかもしれませんが、皆さん、それはそれで楽しそうでした。

異常な速度の変化にあえて身を置かない選択もそれはそれで幸せなのかもしれない。

 

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②激安賃貸

とにかく安宿、安アパートが多い。

一泊1,000円だの、月28,000円だの。

そしていたるところに書かれているのが「生活保護歓迎」の文字。

保護の受給について、なぜか不動産の管理会社が相談に乗るといったケースもあるみたい。

このへんのカラクリは別途機会があれば。

 

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近年では、その崩壊した相場から、外国人バックパッカーが宿として使うケースもあり、それに伴いあいりん地区はかつてに比べると綺麗になっているようです。

確かに想像していたほどのスラム感はなかったですね。

 

ちなみに、地元で宿に住むことが出来るのは、技術的な資格を持っている、日雇い労働者の中では安定した労働機会と収入を確保している層、もしくは、生活保護のどちらか二極。

路上生活者の方々は「保護を受給したくない」と言う意地で頑張っていたりもするとか。

 

③謎の露天商

人がいたので撮影は出来ませんでした。

 

地区の中にはブルーシートやテントで物を売っているような「商人」もいます。

売っている物はどこから奪って取って来たのかもわからないようなモノがずらりと。

 

それから、なぜか某コンビニのセールかなんかの旗を掲げている屋台?がありました。悪ふざけなのか、何か意図があるのかは不明。

いや、むしろここで「意図」なんてものを考えること自体がきっとナンセンスなのでしょう。

 

なお発見出来ませんでしたが、違法系のDVDが販売されてたりもするみたい。

 

 

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④職業斡旋業者

 

日雇い労働者たちの命綱。その日の職を斡旋する業者の人々もちらほらといました。

さぞ抜き取っているんでしょうが、それでも他に選択肢のない労働者たちは彼らを頼らざるを得ません。

 

写真は日雇いではなく15日間の案件。経費がさっぴかれて日当は手取り6,500円

それでも、その期間の食と住が保証されているのは好待遇なのかもしれません。

 

ちなみに、僕も何度か声をかけられましたww

 

「お兄ちゃん、仕事さがしとらん?」

 

ライターの仕事なら探してますが需要と供給が一致してませんよw

 

ここに観光で来るような歪んだ人間は珍しいでしょうから、そっちの側、に見えたのも致し方ないかな。

(ちなみに前日あえてシャワーを浴びず、髭も剃らず極力溶け込む努力をしていました。そしてこの徘徊のあとスパワールドへ)

 

そんな中、立ち止まって本業のメールを読んでいると、自転車に乗ったおじさんに声をかけられました。

 

「お兄さん、何探してんの?」

 

気さくで柔和な雰囲気。カジュアルな格好ですが、清潔感にあふれ明らかに路上生活者でありません。

 

「あ、別にメール読んでただけです」

 

「どっから来たん?」

 

「福岡です。」(とっさに本当のこと言ってしまった)

 

「ここで働く気ない?」

 

「あ、まぁ一応仕事はあるので...」

 

「観光?」

 

「まぁ、そんなことですね」

 

「なんでこんなとこに?」

 

「え...いや...まぁ新世界での待ち合わせまで時間あったんで...ちょっと散策...」

 

まさかスラム街を見に来たとも言えず、とっさにかなり苦しい言い訳w

 

「そっか、まあええわ。楽しんでなー」

 

爽やかに去って行かれました。職を求めてここに流れてくると、

ああやって爽やかに捕まるんでしょうねw

 

生活保護がアタリマエのエリア

 

宿もそうですが、ベースに福祉を1つの前提としている表記がいたるところに。

 

券売機に福祉用のボタンが!!

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ATM横の張り紙が異次元すぎた。

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何のシェルターだよ

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大阪流のジョークなのかもしれないけど、こんなとこに落ちてるとなんか意味深。。

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結論:カオス。

 

貧困がどうのとか、あえていいません。

ただ、カオスでした。

けれど、その中にも色々と人間ドラマがあるのだろうと思うと感慨深いですね。

 

 

ちなみに、かの有名な通天閣はここから徒歩圏内。

最新スポットあべのハルカスも頑張れば歩いていけるエリアです。

 

非日常は日常のすぐそばに。。。