九州の社窓から

サラリーマン 兼 投資家 兼 ブロガーの転勤を機に始まった九州と東京のデュアルライフを綴っています。投資、働き方、旅など気の向くままに。

「お休みを頂いております」という誤用に潜む危険な潜在意識

オフィスでこんな会話が日常的に繰り広げられます。

 

(電話口で)

お客様「Aさんいらっしゃいますか?」

B「Aは本日お休みを頂いております。」

 

この短いセンテンスに2つも間違いが含まれているのですが、お判りでしょうか?

 

こんにちは。ブロガーのマエダユウタです。

僕は物書きの端くれとして、一応言葉の使い方には人並み以上には気を遣っています。

(暴言や言葉遊びは意図的にやってますよw)

何気に、某語彙力テストで「上位0.35%」なんて結果を持ってたりします。

 

なので、ビジネスシーンで当たり前のように使われている誤用の数々、気にしていたらキリがないんですが、上の誤用だけは見過ごせない。

 

f:id:ut8250:20170524014749p:plain

 

 

【答え合わせと簡単な解説】

冒頭のクイズを解説します。

まぁ、正確にはわからなくても、文章が短すぎて見当は付きますよねw

 

「お休み」

→AさんはBさんにとって身内ですから「お休み」となるのは適切ではないですね。

「休みを」「休暇を」などと言い換えるのがよいでしょう。

 

「頂いて」

→あれ、これは謙遜語だからいいんじゃないの?と。①の解説と矛盾してるぞと。

主体客体を考えてみるとわかります。

Aさんが休みをもらうのはどこからですか?「会社から」ですね。

Bさん視点、Aさんは身内ですが、会社も身内。なので謙遜させちゃダメです。

「取得しております。」とか併せちゃって「休暇中です」とかでもいいかもですね。

 

ここまでなら、ただの誤用なんですが、僕がなぜこれを危惧しているのか。

 

【休みを取ることに対する潜在的な罪悪感】

このフレーズの過剰な丁寧っぷりは、単なる誤用だけでなく、

「休みを取ることに対する有難さ、もっというと罪悪感」

が潜在意識にあるんじゃないかと思うのです。

 

仮に

「ひとえに弊社が有給休暇を取得できるのもお客様のおかげです。お客様から賜った「お休み」を有難く「いただいて」おります。」

とでも言うのであれば、誤用ではないかもしれませんがw

 

実際はそれは考えすぎというかこじつけに等しくて、

自分の会社様からいただく有難いお休みという潜在的な奴隷根性の表れじゃないかと。

 

有給休暇は労働者の権利です。

行使するのに感謝も罪悪感もいらないんだよ。

(もちろん、義務としての労働を果たしている前提ですがw)

 

権利というのは、主張して、行使して、初めて意味をなすもの。

変なところで遠慮していると、奪いつくされますよ。

 

まぁ現実はというと僕も

有給は結構貯まっちゃってますが^p^

 

でも意識してるのとしてないのでは雲泥の差。

考えることを放棄したところがその人の終着点です。

 

働き方改革を提唱し、いくらトップダウンで制度を整えても、個の意識が変わらなければ真の改革の実現はあり得ません。

 

僕はプレミアムフライデーに午前休を取る

という凶行を実行に移そうとしております。